街を歩く一人の青年。すると彼は他殺体を見てしまった。いてもたってもいられず警察に通報しようとするが、背後から不気味な影が迫る。

そして

ドンッ!

彼は何者かに撃たれ、その場に倒れた。更にとどめとばかりに全身を刃物で刺されたのであった。

後日、女子二人組が歩いていると全身血まみれの惨殺体に遭遇した。二人は震えながら抱き合うと謎の影が迫る。しかし彼女達もまた謎の人物によって殺害されると今度は火で焼かれたのであった。
その様子を一人の子供は偶然目撃し、何が起きてるのか混乱するが、彼もまた殺害されてしまった。

遺体を目撃した人物が次々と惨殺され、街では警戒例が敷かれた。いつしか犯人はキル・マーダーと呼ばれ、早期収束に向けてサニー達は周囲の調査に出た。

怪しいものがないか調べていると早速サニーは一人の遺体を発見する。するとやはりあの影が迫る。その影の人物はサニー達を殺害しようとするが、すぐに返り討ちされた。
「捕まえたわよ、キル・マーダー!」
サニーは犯人に問うが、犯人は意外な言葉を口にした。

「殺したのは俺だ。けど俺はボスの命令でやってるだけだ。つまりキル・マーダーは俺ではなくボスのことだ。」
サニーはキルを呼ばせようとするが犯人はそれを拒んだ。そんな時だった。

「何やってんだてめえは!俺のことバラしやがって!」
突如現れた一人の男が犯人に発砲した。犯人はその場で射殺されたのであった。

「さっきの奴から聞いたわ。人を殺人の道具に利用していたのね?キル・マーダー!」
サニーは強い口調で言うとキルは全てを明かした。

「ああそうだよ。俺は殺すのが好きで最初はそこらの小動物で練習してそこから殺しの技術を身に着けた。人を殺すと気持ちよくて仕方ないんだよ。」
あまりに身勝手な動機に心底呆れるサニー達。

「いいか?殺しは美学なんだよ。誰だろうと関係なく無差別にそして残虐に殺すことが至高だ!」
キルの思想にサニーは真っ向から反論した。

「あんた命を粗末にして何とも思わないの?それにあんたに殺された被害者がどれほど苦しみながら死んだのか考えたことあるの?しかも人に殺させるなんて最低ね!!」
「俺は自分の手をこれ以上汚したくないからやらせてるだけだ!おかげで好きなことできるしたとえ警察が来てもやった奴だけ捕まればいい話だからな。さ、ゲームの続きだ。次はてめえらの番だな!!」
キルはそう言うとサニー達に襲い掛かった。サニー達は一斉に攻撃を仕掛けるが、キルは軽々とあしらうと強烈な一撃をお見舞いした。
キルの攻撃に蹲るサニー達。しかしすぐに立ち上がるとすぐに反撃を開始した。

サニー達4人の連携攻撃はキルを翻弄し、次第に追い詰めてゆく。そしてサニーがとどめの一撃を仕掛けようとした時だった。

「まさか全ての力を開放する時が来ようとはな。」
キルはそう言うと闇のオーラを放ち、巨大な怪物へと変貌した。

今まで見たことない姿に驚くサニー達を尻目に怪物化したキルは暴れだすと次々と街を破壊しだした。それでもサニー達は一斉に攻撃を仕掛けるが、殆どダメージを受けていなかった。
キルはサニー達に目をやると口から強力な破壊光線を放った。このままでは町を破壊し尽されてしまう。サニー達は一斉に気功波で押し返すと互角にぶつかり合った。

シーソーゲームの末サニー達の踏ん張りもあって見事に破壊光線を押し返した。攻撃がキルに直撃すると元の姿に戻った。

これで事件は終息した。そう感じた瞬間だが、諦めの悪いキルはサニー達を殺害しようと迫るがサニーにとどめを刺され今度こそ事件は終息したのであった。

終わり

戻る

TOP